あいち創業館 レポ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
梅雨らしく雨の日が多くなりそう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
大阪企業家ミュージアムとの「四半世紀の差」を見た
名古屋にあるあいち創業館を訪れました。先日、大阪企業家ミュージアムを20年ぶりに訪れたレポートを書きましたが、あいち創業館も同じく「地元ゆかりの企業家を紹介する」という共通点を持つ施設です。ただ実際に訪れてみると、その伝え方がまったく違っていました。
あいち創業館とは

あいち創業館は2024年11月に開館した施設で「あいちのDNAを未来の!(ヒント)に」というコンセプトのもと、愛知県にゆかりのある創業者・企業家の業績を伝えています。
所在地はSTATION Aiの2階。STATION Aiは日本最大級のオープンイノベーション拠点で、名古屋市鶴舞公園の南側にあります。スタートアップ支援拠点の中に、過去の企業家精神を学べる施設が併設されている、という立地がまず面白いですよね。
同じ目的、まったく違う見せ方
大阪企業家ミュージアムとあいち創業館、どちらも「地元ゆかりの企業家(創業者)を紹介する」という同じ目的を持っています。でも紹介の仕方が全く違いました。
大阪企業家ミュージアムは2001年開館。展示パネル形式で、108人の企業家を紹介するA1程度の大きさのパネルがあり、その前の展示台にゆかりの品々が並んでいます。
あいち創業館は2024年開館。展示室の真ん中に流線型のテーブルがあり、そこに54人の企業家の顔が投影されて流れてきます。

その顔をタッチするとウインドウが開き、企業家の説明を読むことができる仕組みです。

たとえばノリタケ株式会社・NGK株式会社にゆかりのある大倉和親氏のプロフィールが、こんなふうにタブレット感覚で表示されます。プロフィールだけでなく「名言」「エピソード」「相関関係」「関係企業」とタブが分かれていて、知りたい角度から深掘りできる構成になっています。
2001年というIT革命と言われていた時代。そこからスマホ・SNS時代を経て、四半世紀後のAI革命の2024年。同じような目的で作られた施設でも、伝える手段がここまで進化したのだなあと、感じました。
AIが企業家タイプを診断してくれる
館内で楽しかったのが、こちらのAIコンシェルジュです。

「あなたに似ている企業家は?」というタイプ診断と、「チャットで相談しよう!」というお悩み相談の2つの機能があります。さっそくタイプ診断をしてみたところ——私は豊田英二タイプでした(笑)。診断結果を見ながら「私が?」と思わず笑ってしまいましたが、こういう体験型の仕掛けがあると、子供から大人まで楽しみながら企業家精神に触れることができますね。
四半世紀の歳月が、設備や展示に表れていた
あいち創業館を出てから、STATION Ai全体も少し見て回りました。日本最大級のスタートアップ拠点ということですが、フードコートの雰囲気がとても使いやすそうで、「これ、産創館にもあればいいのに」と思うような設備が揃っていました。うめきたのおしゃれすぎる空間ともまた違って、ちょうど良い肩の力の抜けた感じが心地よかったです。
大阪企業家ミュージアムとあいち創業館。同じ目的を持つ施設を続けて訪れたことで、技術の進化が展示のあり方を変えていくのだということを実感しました。パネルから、タッチ式のデジタル展示へ。そしてAIによる対話型の診断へ。23年という歳月は、企業家精神を伝える「手段」を大きく進化させていました。
ただ、どちらの施設にも共通しているのは、「先人の挑戦から、今を生きる私たちが何かヒントを得てほしい」という願いです。手段は変わっても、その願いは変わらない。そのことに、なんだか少しほっとしました。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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