合同出展で大切なこと
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今日はこのあと愛知にむかいます。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
出展企業側と運営側、それぞれの役割と本当の目的
ありがたいことに、今年もいくつかの行政や支援機関から「展示会合同出展サポート」のご依頼をいただき、本格的な伴走がスタートします。私はこれまで長年にわたり、様々な地域の合同出展をサポートさせていただいてきました。その現場をどっぷり経験する中で、はっきりと分かってきた「合同出展で本当に大切なこと」があります。
出展企業側、そして運営(主催)側、それぞれの視点から本音でお伝えしたいと思います。
そもそも合同出展とは
合同出展とは都道府県や市区町村、商工会議所などの行政・支援機関が主体となり、複数の企業をまとめてひとつのブースエリアに出展させる形式の展示会出展です。

メリットは大きく2つあります。
費用面のメリット
出展費用が安い、または無料で出展できるケースが多く、単独では参加が難しい大規模展示会にも出展しやすくなります。
横のつながりのメリット
同じブースエリアに入った他社と自然に顔見知りになれます。得意分野が異なる企業同士で「あの会社に聞けばわかるかも」という情報交換が生まれ、思わぬビジネスのご縁につながることもあります。
初めての展示会出展の練習の場としても、合同出展は敷居が低くて始めやすい形式です。
出展企業側が大切にすること
メリットが多い合同出展だからこそ、出展企業側がやってしまいがちな失敗があります。
「合同出展だから」と任せきりにしてはダメ
運営側がブースのデザインや設営を手配してくれるからと、すべてをお任せにしてしまう企業さんがいます。でも来場者に向けて「何を伝えるか」は、運営側には決められません。それは出展企業自身にしか決められないことです。
「スペースが小さいから」と手を抜いてはダメ
合同出展のスペースは、単独出展と比べると小さいことがほとんどです。「小さいから仕方ない」と諦めてしまう企業さんもいますが、それはもったいない。限られたスペースでも、コンセプトを明確にすれば十分に来場者の目を引くことができます。
大切なのはただひとつ。「誰のどんなお困りごとが解決できるのか」を明確に打ち出し、限られたスペースを最大限活用することです。スペースの大小ではなく、メッセージの明確さが成果を左右します。
運営側が大切にすること
次に合同出展を主催する行政・支援機関の運営側に、ぜひ意識してほしいことをお伝えします。
来場者は「県」を買いに来るのではない
「○○県ブース」として統一感のあるデザインにすること、存在感を示すこと——運営側にとってそれは大切なことかもしれません。でも来場者の視点から見ると、話は違います。来場者はお困りごとを解決しに展示会に来ています。「○○県のブースかっこよかったね」という感想は、来場者にとっても出展企業にとっても、何の意味もありません。
主役は100%出展企業です。運営側が考えるべきことはただひとつ。「どうすれば出展企業さんの成果につながるか」、これだけです。レイアウトの決め方、看板の文言、来場者への案内の仕方——あらゆる判断において「出展企業にとって良くなるか」を基準にしてほしい。私は企業側目線が強すぎるのかな、と思うこともありますが、それがこの仕事の本質だと信じています。
出展企業と運営側の「懸け橋」として
出展企業が展示会をきっかけに豊かになり、新しい販路を切り拓くことこそが、巡り巡って地域経済の活性化という「行政・支援機関が本当に求めている本来のゴール」に繋がるはずです。ただの「予算の消化イベント」で終わらせず、出展企業も運営側もみんなで成果を喜び合えるように。

今年も出展企業と運営側の「懸け橋」としての仕事をしっかり全うしていきたいと思います!
今日もお読みいただきありがとうございます。

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