典型的展示会ブースのどこを変える?②展示台の位置

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日はにわか雨が降って少し寒さが緩んだ気がしましたが、今朝はまた寒いですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示台はどこに置く?

先週からは「典型的展示会ブースのどこを変える?」シリーズを書いています。これまで書いた記事はこちら。

>>①壁面・文字の大きさ

二つ目は「展示台の位置」です。

展示会ブースの1小間は3m×3mというサイズが最も多く、そこそこ奥行きがあるので、普通に考えると上のイラストのように展示台は壁に沿わせて並べ、ブース内を回遊できるようなレイアウトになると思います。。

しかし1度でも出展をするとわかるのですが、中小企業の1小間ブースはなかなかブース内に入って来てはもらえないのです。なので展示台は通路に沿わせるように置くのが正解。このほうが来場者の目に止まりやすく、立ち止まっていただきやすいブースになります。

具体的にはこんな感じ。こちらはメッセナゴヤ2022に出展をされた(株)グランツさんのブース。グランツさんは樹脂材料屋さんで、昨年は“熱可塑性エラストマーのお困りごと解決”をコンセプトに出展をされました。通路に沿わせて展示台を置き、そこに着色や粉砕をされた樹脂材料が並びます。グランツさんの強みである常温粉砕の技術を気軽に手に取って感じていただけるブース設計になっています。

模擬ブースで並べてみると3mというのは思いのほか深い奥行なので、そのスペースがもったいなく感じ、ついつい回遊性を狙うようなレイアウトに変更したくなるとは思いますが、これは何度もABテストを繰り返してたどり着いた答えなのです。

繰り返しになりますが、1小間ブースではブース内に入って来てもらうのは難しいです!なので展示台は前面に!通路に沿わせるように置いてください。

この写真は角ブースですが、中ブースだと更に展示台を前面に置くか、奥に置くかの違いがもっとあからさまに変わりますよ。典型的展示会ブースのイラストのレイアウトは美術作品の展覧会や大学の研究発表であれば適しているのかもしれません。興味がある人はじっくり見ますからね。

しかし展示会は来場者の目線を一瞬で捉え、興味を持ってもらったら即、行動に移してもらえるように設計する必要があります。

それを叶えるためには展示台は前面に。ぜひ覚えておいてくださいね。

まとめ

今朝の展活タイムズは典型的展示会ブースのどこを変える?シリーズの二つ目、展示台の位置について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。