典型的展示会ブースのどこを変える?①壁面・文字の大きさ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は大阪市内も雪が降るかも。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

文字の大きさの目安は?

昨日は「典型的“展示会イメージ”の間違い」というタイトルでフリー素材の展示会イラストような展示会では成果には繋がりにくい、ではどこを変えたらよいのか、4つのポイントについて書きました。

今日からはそれぞれのポイントごとに具体的にどう変えたら良いのかを書いていきます。

一つ目は「壁面・文字の大きさ」です。

上のイラストでは壁面にはパネルを掲げています。一番大きな文字でもおそらく5cm角くらいでしょうか?

展示会では歩いている来場者に一瞬で“何を出展しているブースか”を認識してもらう必要があります。そのためには一番伝えたいメッセージは、ブースの奥行き3mプラス通路の幅を隔てても目に飛び込んでくるサイズの大きさで掲げる必要があります。

なので残念ながら上のイラストのような典型的展示会ブースの壁面パネルではそもそも大きなサイズの文字を掲載することができないので、何を出展しているブースなのか、来場者に一瞬で認識してもらうことは難しく、成果に繋がる展示会にはなりにくいです。

では、壁面にはどれくらいの大きさのメッセージをどのように掲げれば一瞬で来場者に認識されるのでしょうか?

来場者に一瞬で認識される文字の具体的な大きさの目安はズバリ!「顔の大きさ」です。

こちらはメッセナゴヤ2022に初出展をされた愛知県一宮市のマルハチ工業(株)さんのブース。トイレットペーパー過剰利用防止装置「TOMECO」を出展されました。初出展にも関わらず常に人だかりができるブースとなり、思わぬニーズも複数拾え、手応え十分な展示会となりました。

壁面に掲げたキャッチコピーとお二人の顔を見比べてみてください。トイレットペーパーの「ト」とブースに立つ二人のお顔の大きさが同じくらいですよね? これくらい大きな文字で伝えたいメッセージを掲げることで通路を歩く来場者にも一瞬で認識いただくことが可能になります。

このサイズは会議室で見るとビックリするくらい大きいです。しかし実際の展示会の現場に持ち込むとこれくらい大きなサイズでちょうど良いのです。

あと、展示会ブースの壁面装飾にはパネルよりもタペストリーがおすすめです。いくつものパネルを掲げるよりも、タペストリーで壁面全体を覆う表現をすることで、まるで壁面加工をしたような見映えになり、デザイン性が上がり伝わりやすくなり、結果的に訴求力が上がります。

展示会で来場者の目に止まる文字の大きさは顔の大きさ。壁面装飾はパネルよりもタペストリー。覚えやすいですよね?ぜひ取り入れてみてください。

来週以降はこのシリーズの続き②展示台の位置、③パラペット、④照明について書いてまいります。

まとめ

今朝の展活タイムズは“典型的展示会ブースのどこを変える?”シリーズの①壁面・文字の大きさについて解説してみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。