Startup JAPAN 2025 in 大阪 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

冬至が過ぎて、冬本番の寒さですね。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

最先端の展示会のカタチ

12月17日(水)~18日(木)マイドームおおさかとその周辺の会場にてStartup JAPAN 2025 in OSAKAが開催されました。

名刺アプリ「Eight」でおなじみのSansan株式会社が主催する、日本最大級のスタートアップ展示会。これまでは東京で開催されていましたが、今年ついに大阪初上陸となりました。

会場を実際に歩いて感じた、この展示会ならではのユニークな特徴をレポートします。

1. マイドーム周辺の「4会場」をジャック!

会場は以下の4つの拠点に点在しています。

  • マイドームおおさか(EXPOメイン会場)
  • 大阪商工会議所(カンファレンス)
  • シティプラザ大阪(カンファレンス・商談)
  • OMMビル(FUNDeal・商談)

まるでこのエリア一帯がスタートアップにジャックされたようなフェス感があります。OMMビルだけは少し離れているので、ここをつなぐために無料のシャトルバスが運行されていました。

2. とにかく「セミナー」が多い!

もう一つの大きな特徴は、セミナー(セッション)の圧倒的な数です。 マイドームだけでなく、商工会議所やシティプラザでも同時多発的にセッションが行われていました。単なる商談会ではなく、「学び」と「発見」の場としての比重が高いのも、このイベントの特徴ですね。

3. 450社がひしめく!「900mm幅」の極小ブースが生む熱気

メイン会場のマイドームおおさかに入って驚いたのは、その密度です。なんと450社ものブースが詰め込まれており、その光景は圧巻でした。

1小間のサイズは、基本的に幅900mmのパネルにポスター1枚」。非常にコンパクトです。

「狭くないの?」と思われるかもしれませんが、出展社の多くはSaaSやシステムなど「形のない商品」を扱うスタートアップ。 広いスペースや大きな展示台は不要で、ポスターという「フック」と、熱意あるピッチさえあれば成り立つ。この業界ならではの、非常に理にかなった展示スタイルだと感じました。

ブースが簡素なので出展料は激安なのかな? と思いましたが、サイトに明記はされていないものの10万円~とあるので、そこまで安くはないようですね。

4. さすがEight主催!入場も名刺交換もスマホで完結

そして一番感動したのが、主催がSansan(Eight)ならではのDX化された運営です。

驚きの入場システム
受付にある丸い読み取り機にスマホをかざすだけで、入場証が発行されます。QRコードをカメラで読み取るタイプはよく見ますが、「置くだけ」というのは初めて見ました!スムーズすぎて感動です。

名刺交換ももちろんデジタル。そしてもちろんwifi完備!

アナログな紙の名刺交換ももちろんアリですが、スマホ一つで情報交換が完結するスマートさは、さすがテック系の展示会だと感じました。

まとめ

大阪初開催のStartup JAPAN、ものすごい賑わいでした。「ポスター1枚のブース」や「スマホ完結の運営」など、これからの展示会のスタンダードになり得るヒントがたくさん詰まっていました。 関西のスタートアップシーンを盛り上げるイベントとして、来年以降の開催も楽しみです。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。