中国江蘇省輸出商品展示会2025 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

週末の雨でまた寒くなりました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

大阪で出会う中国・江蘇省の逸品

5月20日(火)~22日(木)マイドームおおさかにて「第26回中国江蘇省輸出商品展示会」が開催されていました。

1995年に大阪で初めて開催されてから今回でなんと26回目という歴史のあるこの展示会。今回も江蘇省から約170社の企業が製品を携えて来日され、会場には多くの日本人バイヤーや関係者が訪れました。

江蘇省とは?

まず「江蘇省」とはどのような地域なのでしょうか。 長江デルタに位置し、肥沃な土地と豊富な資源に恵まれ、古くから「魚米の郷」「シルクの府」としてその名を馳せてきた美しい地域だそうです。

そして、改革開放以降は目覚ましい経済成長を続け、現在では「中国全土の1%の面積と6%の人口で10%のGDPを創出する」という、中国国内でも屈指の経済的に発展した省へと変貌を遂げています。2024年の輸出入総額は7,894.6億ドルで、22年連続で国内第2位を維持しているとのこと。

そんな江蘇省が主催するこの「中国江蘇省輸出商品展示会」は、中国が日本で開催する最も重要な展示会の一つとして位置づけららえています。 「日本市場にふさわしい企業を厳選し、高品質、新モデル、高い技術力を有する製品が集結する」というコンセプトの通り、様々なジャンルの製品が会場に並んでいました。

多彩な製品群

会場には多種多様な製品が並んでいました。主な出展品カテゴリーは、

  • 日用品、ギフト(96ブース)
  • ホームファブリック、アパレル(57ブース)
  • 靴、帽子(40ブース)
  • アウトドア用品(18ブース)
  • ペット用品(7ブース)
  • 小型家電・小型新エネルギー製品

限られた時間での見学でしたが、江蘇省の「ものづくり」の幅広さと奥深さを改めて感じることができました。

「展活」的視点:この展示会から学ぶべきこと

展示会活用アドバイザーとしての視点から、この「中国江蘇省輸出商品展示会」を見て感じたこと、そして私たち日本の出展者が学べるポイントはどこでしょうか。

まず感じたのは、中国企業が日本市場を重要視しているという点です。日本語のパネルやカタログをしっかりと準備しているのはもちろんのこと、ブースに立つ説明員の方々も、積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢が感じられました。

また、単に「安いから」というだけではない、品質の高さやデザイン性、あるいは独自の技術で勝負しようという意気込みも随所に見られました。これは、私たち日本企業が海外の展示会に出展する際にも、参考になる点です。

そして、多くの企業が「江蘇省」という一つの大きな看板のもとに集まって出展する強みも改めて感じました。個々の企業名は知らなくても、「江蘇省の選りすぐりの製品が集まっている」という安心感や期待感が、来場者を引きつける力になっているのですね。

まとめ:日中ビジネスの架け橋となる展示会

今回で26回目を数える「中国江蘇省輸出商品展示会」。長年にわたり、日中双方の企業にとって、貴重な商談と文化交流の場を提供し続けてきたその実績は素晴らしいものだと感じます。

グローバル化が進む現代において、こうした海外の製品に直接触れ、現地の企業と直接対話し、互いの市場を理解しようと努める機会は、ますます重要になっています。そこから新しいビジネスの種が見つかったりすることもあるでしょう。

この展示会が、これからも日中ビジネスの活発な「架け橋」として今後も継続していくことを期待しています。 私もまた次回の開催を楽しみにしたいと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。
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