イーコマースフェア大阪2025他 レポ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
ひんやりとした朝。例年よりも暑くない日が続きますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
IT・マーケティング系3展示会同時開催
5月28日(水)~29日(木)マイドームおおさかにて「コールセンター/CRMデモ&コンファレンス2025in大阪」、「イーコマースフェア大阪2025」、「マーケティングテクノロジーフェア大阪2025」が開催されました。

ITを活用してビジネスをする人のための最新ソリューションや情報が一堂に会する展示会。 今回は、これらの展示会全体の様子と、特に興味深かった「来場者の本音」が見えるアンケート結果、そしてセミナーの充実ぶりについてレポートします。
各展示会の概要 ~専門性と最新情報がここに~
まず、今回同時開催された3つの展示会について、簡単にご紹介しますね。
- コールセンター/CRMデモ&コンファレンス2025in大阪: こちらは、今回で18回目を迎える西日本最大のコールセンターおよびカスタマーサポート業界向けのビジネスイベントです。最新のトレンドやソリューション、そして業界の有識者による知見が一堂に会する場となっていました。
- イーコマースフェア大阪2025: EC(電子商取引)および通販業界に向けた一大イベント。コロナ禍を経てますます競争が激化するこの分野で、ビジネスを成功に導くための最新トレンドやノウハウ、そして役立つソリューションが数多く展示されていました。
- マーケティングテクノロジーフェア大阪2025: 企業のマーケティング活動に特化したイベントで、特にデータマーケティングやブランディング戦略に関する最新技術やサービスに焦点が当てられていました。
これら3つの展示会が同時開催されることで、来場者はそれぞれの専門分野の情報を深掘りできるだけでなく、例えば「ECサイトの顧客対応(コールセンター/CRM)」や「ECの集客(マーケティングテクノロジー)」といった、分野を横断した最新の動向や連携ソリューションについても効率よく情報収集できる、というメリットがあったと感じます。
特徴は「セミナー重視」
そして、これらの展示会の大きな特徴として私が感じたのは、「展示ブースの面積以上に、セミナー会場の面積が広い」という点。セミナープログラムが非常に充実していました。

マイドームおおさか内に設けられた全9か所のセミナー会場で、会期中ひっきりなしに様々なテーマの講演行われていました。 私も先日、(株)Digital Evangelist代表で日本経済大学教授の金谷さんによる「AIが変える情報検索の未来」というセミナーを聴講し、その内容は先日のブログでも詳しくレポートさせていただきました。>>その記事はこちら。このように、展示ブースで最新の製品やサービスに触れるだけでなく、業界のトップランナーや専門家から直接最新の知見を得られるというのはうれしいですね。
ちょっと一息?スタンプラリーと嬉しいおまけ
展示会場では、恒例のスタンプラリーも開催されていました。 私ももちろん参加しましたが…残念ながら(?)抽選はハズレ。でも参加賞としてカロリーメイトをいただけました(笑)。こういう、実質ハズレなしの心遣いって、なんだか嬉しいものですね(笑)。

来場者の本音炸裂!?シールアンケートの結果が示すもの
さて、今回の展示会で私が一番「おもしろい!」と注目したのが、会場の一角で見かけた、来場者がシールを貼って回答するタイプのアンケートです。その質問と結果が、まさに来場者の本音を映し出していて、思わず笑ってしまいました。

気になる質問は… 「Q:どのようなブースに訪問したいですか?」
そして、その衝撃(?)の結果がこちら
- ①積極的に声掛けをしてくれる → シールほぼ無し(やっぱり…笑)
- ②ブース前に立ち止まってから声をかけてくれる → シール多数
- ③こちらが声をかけるまで待ってくれる → こちらもシール多数
- ④お菓子をくれる → ②と③のそれぞれ半数くらい(お菓子パワー、侮れませんね笑)
この写真、展示会開始から1時間ちょいくらいなんです。最終日にはもっと差がついていたでしょう。この結果、ものすごく正直で、示唆に富んでいると思いませんか? やっぱり、いきなりグイグイと積極的に声をかけられるのは多くの方が苦手だけれど、自分が興味を持ってブースの前に立ち止まったタイミングで声をかけてほしい、あるいは、自分のペースでじっくり見て、聞きたいことがあれば自分から声をかけたい、というのが来場者の皆さんの本音なんですね。 (そして、お菓子はどっちでもいい 笑)
そして、このアンケート結果を主催者さんや出展社の皆さんが意識されたのかは分かりませんが、今回のIT系3展示会は、以前私がブログで「なぜIT・DX系の展示会は客引きが強引なのか」という記事で書いたような、“圧の強い”強引な声かけは、比較的少なめだったように感じました。 もしかしたら、こうした来場者のリアルな声が、少しずつ展示会のコミュニケーションのあり方にも良い影響を与え始めているのかもしれませんね
まとめ
今回の「コールセンター/CRMデモ&コンファレンス」「イーコマースフェア」「マーケティングテクノロジーフェア」の3展示会同時開催。セミナーも非常に充実しており、多くの来場者で賑わい、たくさんの学びと気づきがありました。
特に、あのシールアンケートの結果は、私たち展示会に関わる全ての者にとって、「心地よいコミュニケーションとは何か」「来場者は何を求めているのか」を考える上で、非常に示唆に富むものだったのではないでしょうか。
出展社も来場者も、お互いが気持ちよく情報交換ができ、実りある時間を過ごせる展示会。それこそが理想ですよね。そのためには、やはり「来場者の視点に立つ」という、展示会活用の原点とも言える姿勢が何よりも大切だと、改めて強く感じさせられました。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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