展示会で効果的な朝礼・終礼のやり方は?
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
昨夜は世界規模のインターネット不具合がありました。今日はIT系の展示会に行くのでその辺りも勉強してきます。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
朝礼・終礼が、ブースの「活気」を作る
展示会2日目の朝。ブースの片隅でこんな光景を見かけることがあります。
リーダーが手元の資料を見ながら「えー、本日の連絡事項ですが…」とボソボソ話し、他のスタッフは下を向いて、ただそれが終わるのを待っている…。これは多くのブースで見られる光景です。しかしそんな事務的な連絡でこれから始まる激務への「やる気」が湧いてくるでしょうか?
朝礼・終礼は、単なる連絡の場ではありません。 それは、チーム全員の「感情」に火をつけ、同じゴールに向かって走り出すための重要な時間なのです。
今回はブースに活気を生み出すための「効果的な朝礼・終礼」の進め方を考えてみましょう。

朝礼でやるべきことは3つ
展示会の朝礼は「短く、熱く」が鉄則。ダラダラと話してはいけません。長くても「5分」で終わらせましょう。伝えるべきは、以下の3点だけです。
①「数字(目標)」の再確認
「昨日(1日目)の結果は名刺〇〇枚でした。今日の目標は〇〇枚、アポ〇件です。あと〇件の商談が必要です!」
抽象的な「頑張ろう」ではなく、具体的な「数字」を共有することで、全員の目線が合い、自分が今日何をすべきかが明確になります。
②「今日のプラン」の確認
「今日は〇〇業界の来場者が多い日です。だから、ブース前ではこの『〇〇』というキーワードで声をかけていきましょう!」 「昨日はブース奥への誘導が少なかったから、今日は『デモ見ませんか?』の一言を徹底しましょう」
このように、昨日からの改善点や、その日のターゲットに合わせた「具体的な行動」を1つだけインプットします。これだけで、スタッフの動きに迷いがなくなります。
③「感情」の点火
これがリーダーの最大の仕事です。 「昨日、〇〇さんのあの声がけ、最高だったよ!今日も頼むね!」と個人のファインプレーを皆の前で褒める。 「3日間の展示会の2日目です!全員で楽しんでいきましょう!」とポジティブな言葉をかける。
そして最後は全員で「今日も一日、頑張るぞ!オー!」と円陣を組んで声を出す。ベタだと思うかもしれませんが、これだけでブースの空気は一変し、スイッチが入ります。
終礼は「反省会」ではなく「賞賛会」である
3日間の会期中、実は最も重要なのがこの終礼です。疲労困憊のスタッフのモチベーションを、いかにして「明日」に繋げるかが問われます。
NGな終礼 リーダーが「今日は目標未達だった。特に〇〇がダメだった…」と、お通夜のような「反省会」を始めてしまうこと。これでは、疲れた体にムチ打つだけで、誰も得をしません。
OKな終礼 終礼は労をねぎらい、士気を高める「賞賛会」です。
1. リーダーからの「感謝」と「結果共有」
「皆さん、本日も一日お疲れ様でした!本当にありがとう!本日の結果は、名刺〇〇枚、アポ〇件。目標達成です!(未達でも、まずは事実だけを伝えます)」 まずは全員の労をねぎらい、感謝を伝えます。
2. 「賞賛」と「KPT」による超短縮振り返り
「今日のMVPは〇〇さん!あの粘り強い説明が、大型アポに繋がりました!ありがとう!」 具体的な個人のファインプレーを「全員の前で」褒め称えます。これは、特にアルバイトの方や若手スタッフであればあるほど効果絶大です。
その後、「明日も続けたいこと」「改善したいこと」「明日試したいこと」を、一人一言ずつでもいいのでポジティブに出し合います。
3. 明日へのリセット
「課題も見えましたが、今日の成果は成果です。しっかり休んで、明日またフレッシュな気持ちで臨みましょう!」と、リーダーが前向きに締めくくります。
まとめ
来場者は、製品だけでなく、ブースの「雰囲気」も見ています。 スタッフが活き活きと、一体感を持って動いている「活気」のあるブースには、自然と人が集まります。
その「活気」を生み出す源泉こそが、たった数分の朝礼と終礼なのです。
リーダーの皆さん、あなたの仕事は連絡することではありません。チームに火をつけること。その点を心がけてやってみてください。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子
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