まるで壁面加工のように見せるタペストリー活用術

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

2月に入りました。相変わらず寒いです。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

サイズとデザインの鉄則

展示会ブースの最も一般的なサイズである1小間。 通常は幅3m × 奥行3m × 高さ2.7mというサイズで、1m幅のシステムパネルがつなぎ合わされて作られています。この壁面をどう装飾するか? これは出展者の皆さんが最初に悩むポイントです。

ポスターパネルだとサイズが小さく、繰り返し使ううちに折れたり破れたりしてしまいます。 かといって、大工さんが入るような施工(木工)ブースは格好いいですが、毎回設営しては壊すため、経済的な効率が悪いです。

そこで、私が中小企業の皆さんに強くお薦めしているのが、「タペストリーによる全面装飾」です。タペストリーを使えば、まるで施工ブースのようなダイナミックな壁面装飾が可能になり、しかも繰り返し使えて経済的。設営も撤収も吊るすだけなので簡単です。

今回はこのタペストリーを使って「まるで壁面加工をしたように」美しく仕上げるための、サイズとデザインの鉄則を公開します。

サイズは「パネルぴったり」で作ってはいけない

「壁一面を覆いたいから」といって、システムパネルと全く同じ大きさで作ってはいけません。 システムパネルよりも「少し小さめ」で作るのがコツです。

【幅の正解】 パネル幅 1000mm(1m)に対して、タペストリーは「960mm」で作る。

1000mmギリギリで作ってしまうと、3枚並べた時に隣同士が干渉して重なったり、波打ったりしてしまいます。左右に少し余裕を持たせることで、誰が設営してもピシッと美しく収まります。

【高さの正解】 パネル高 2700mm(2.7m)に対して、タペストリーは「2600mm」で作る。

上部はS字フックを使ってパネルの溝に引っ掛けるため、その分(約100mm)短く作る必要があります。これで床に引きずることなく、綺麗に吊るせます。

デザインは「下部1m」を単色にする

タペストリーのデザインを作る際、上から下まで情報を入れたくなりますが、ここにも鉄則があります。 「下部1mは1色で塗りつぶす(情報を入れない)」ことをお薦めします。

理由は2つあります。

  1. 見えないから
    ブースの手前には展示台や商品が置かれます。下の方はどうせ隠れて読めません。
  2. 会場によって高さが違うから
    東京ビッグサイトなどは基本2.7mですが、地方のローカル展示会では、パネルの高さが2.4mや2.1mの場合も結構あります。 そんな時、下1mを単色にしておけば、その部分をクルクルと巻いてクリップで留めるだけで、デザインを損なわずにサイズ調整が可能になります。

どんな会場でも使い回せるようにするための、重要な工夫です。

3mの巨大タペストリーは作らない(分割のすすめ)

「壁面のように見せるなら、継ぎ目のない3m幅の1枚布で作った方がいいのでは?」 そう思われる方も多いと思います。実は私も最初はそう思って作りました。

しかしこれは失敗でした。3m幅のタペストリーはとにかく使い勝手が悪いのです。

  • 運べない: 上部に入れる3mのパイプは、普通の乗用車には載りません。
  • たわむ: 運べるようにパイプを継ぎ足し式にすると、重みで真ん中がたわんでしまい、美しくピンと張れません。
  • シワになる: 3mの布を畳んで保管すると、どうしても折りジワがつきます。

なので、3mにまたがる大きなデザインであっても、1m対応(960mm幅)を3枚に分割して作りましょう。

「文字や写真の間に切れ目が入ると変では?」と心配されますが、ブースに吊ってしまえば、来場者は継ぎ目など一切気にしていません(気にしているのは出展者本人だけです)。 設営のしやすさ、持ち運びの便利さ、仕上がりの美しさ。どれをとっても分割タイプが正解です。

(株)プラスワールドさんのタペストリー。
「缶」「精」などの文字の間に切れ目があるが、情報伝達に支障はなく、来場者は気にならない。

例外:900mmパネルへの対応策

時々、幅が「900mm」のシステムパネルを使う展示会があります。 この場合、上記の960mmタペストリーでははみ出してしまいます。

その場合は「A0サイズ」のタペストリーを別途制作することをお薦めします。 A0(幅841mm)であれば900mmパネルにも綺麗に収まりますし、規格サイズなので別注サイズよりも格安で作れることが多いです。

まとめ

  • 幅は960mm、高さは2600mmで作る。
  • 下部1mは単色にして、高さ調整できるようにする。
  • 3mの1枚モノではなく、3分割で作る。

このルールを守れば、施工費ゼロ・設営時間わずか数分で、まるで壁面加工を施したようなプロ顔負けのブースが完成します。 ぜひ次回の展示会で実践してみてください。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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