業界による“展示会”という言葉の使い方の違い

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

ずいぶんひんやりとしてきましたね。もうすぐ11月ですもんね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

そして類似語もあるので…

“展示会”の専門家として活動をはじめて10年。さまざまなジャンルの展示会出展に関わってきましたが、その中で今も感じるのが“展示会”という言葉の業界による使い方の違いについて、です。

もしかしたら展活タイムズを読んでくださっている方の中にもごっちゃになってしまっている方がいるかもしれないので、あらためて整理をしてみましょう。

出展するタイプの展示会

いわゆる東京ビッグサイトとか幕張メッセなど展示会会場に小間出展をするタイプの展示会です。展活はこのタイプの展示会を“展示会”と定義しています。

開催するタイプの展示会

業界によっては開催するタイプの展示会を“展示会”と呼びます。例えばアパレル業界。春の新作や秋の新作を自社ビルや貸会場に展示し、バイヤーさんを招待する、という形態の展示会です。また例えば住宅業界は住宅展示場や自社ビルに一般のお客さんを招待する形態を展示会と呼びます。

残念ながらアパレル業界の展示会はあまり展活のノウハウは活かせない印象です。しかし住宅業界であれば例えば“家事の負担を軽減する家電の展示”などであれば展活の問題解決型チラシやポップが結構使えるんですよね。展示するモノが何かしらの問題解決をしているのであれば、展活セミナーでお伝えするノウハウがお役に立てそうです。

商談会

商談会にも色々あるのですが、例えば一定のジャンルのバイヤーが集まる商談会に自社製品を提案するタイプの商談会であれば、展活の問題解決型チラシは活躍します。ブースを構えることができるタイプの商談会もあるので、そうなるとかなり展示会に近いですね。

即売会

一般消費者向けの販売を行うのであれば、それはもう展示会ではなく即売会です。販売するモノが問題解決型であればまだ活かせる部分もありますが、完全に嗜好品の場合は展活ノウハウを活かすのは難しいので、VMDなど小売りのノウハウを勉強されることをおすすめします。

展覧会

アートや工芸、ハンドメイド等の展覧会のことを“展示会”と呼ぶ層もあります。展覧会と展示会は切り分けて考えたほうが良いでしょう。展覧会には学芸員の知識などが必要になってきます。

まとめると展活ノウハウがカバーできる範囲は
・全ての“出展するタイプの展示会”
・一部の“開催するタイプの展示会”
・一部の“商談会”

以上になります。このあたりのアナウンスをきちんとすることで、求められているところに確実に展活ノウハウをお届けすることが可能になります。

まとめ

今朝の展活タイムズでは業界による“展示会”という言葉の使い方の違いについてまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。