展示会での成功を会社の文化として根付かせる方法
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
こんなに寒いのに大阪城で咲いている桜を発見。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
展示会を会社の「資産」に変える4つのステップ
大きな成果を出した展示会。 打ち上げで大いに盛り上がり、社内でも成功事例として語られる。しかし、数年経ち担当者が異動すると、その熱量もノウハウも失われ、次回の出展ではまたゼロから手探りのスタート…。 こんな経験はありませんか?
これでは、その成功は単なる「まぐれ」や「個人の武勇伝」でしかありません。
展示会での成功を、担当者個人のスキルに依存せず、会社全体の「組織の資産」として定着させる。 それこそが「展示会を文化として根付かせる」ということです。
今日は展活を一過性のイベントで終わらせず、強い組織を作るための4つのステップをご紹介します。
①お祭りで終わらせない(意識の変革)
文化として根付かない最大の原因は、社内の誰かが(あるいは全員が)「展示会=3日間のお祭り(非日常のイベント)」だと思っていることにあります。
❌ NGな意識 「終わった、終わった!さあ、通常業務に戻ろう」 (展示会を、通常業務を圧迫する「邪魔者」や「特別な出費」と捉えている)
⭕ OKな意識 「展活は、"準備" → "会期" → "フォローアップ" → "分析" → "次回準備" という、途切れることのない日常業務のサイクルである」 (展示会を、企業の成長に不可欠な「マーケティング活動(投資)」と捉えている)

まずはこの意識改革が第一歩です。 「展示会は点ではなく、線である」という認識を全社で統一しましょう。
②「全社報告会」で、"生の情報"を共有する(仕組み化①)
成功も失敗も、出展チームの中だけで抱えていては資産になりません。 そして残念ながら、苦労して書いた紙の報告書は、ほとんど読まれません。
だからこそ、必ず「報告会」という場を設け、関係者を強制的に集めてください。
参加必須メンバーと目的
- 経営層: 投資対効果のジャッジと、何よりチームへの労いのため。
- 営業部: フォローアップの手がかり(刺さった言葉、他社情報)を得るため。
- 開発・製造部: 来場者から出た「製品への要望」や「クレーム(改善のヒント)」を直接聞くため。
この場で「来場者の生の声」を共有することで、他部署の社員にも「展示会は、自分たちの仕事にも直結しているんだ」という当事者意識が生まれます。
③「展活マニュアル」を作成し、ノウハウを"資産化"する(仕組み化②)
属人性を排除し成功を再現させるための仕組みを作ります。 あの時の成功を担当者の記憶だけに頼ってはいけません。
先日ご紹介した「次回につながる出展報告書」をベースに、以下のような項目を「誰でもわかるマニュアル」として蓄積していきましょう。
- 準備スケジュール(何ヶ月前から何をやるか)
- キャッチコピー集(何が刺さり、何がスベったか)
- 接客トークスクリプト(効果的だった言い回し)
- 他社の分析データ
- 各種テンプレート(お礼メール、接客内容記録シートなど)
これがあることで、もし担当者が変わっても、ゼロからではなく「前回の成功の肩の上」からスタートできます。
④経営層が「本気で」評価する(文化の定着)
「文化」とは、突き詰めれば「経営層が何を評価するか」で決まります。
もし経営層が「で、いくら儲かったんだ?」という短期的な売上しか見なければ、現場は疲弊し、文化は育ちません。 経営者は、以下の3点を意識して評価してください。
- チームの「努力」と「熱意」 まずは結果にかかわらず、公の場でチームを労ってください。
- 獲得した「市場の生の声(情報)」 「いい情報を取ってきたな、開発に活かそう」と、情報を価値として認めてください。
- 次に繋がる「課題」と「改善策」 失敗を責めるのではなく、PDCAを回して改善策を見つけたプロセス自体を評価してください。
経営層が展活を「未来への投資」として評価する姿勢を見せて初めて、社員の意識も変わり、それが会社の文化として根付きます。
まとめ
展示会のブースにはその会社の本気度や組織力が表れます。展示会での成功を文化にできる会社は、部署間の情報共有がスムーズで、PDCAが高速で回る強い組織です。
展活を文化にすることは、すなわち会社そのものの基礎体力を高めることと同義なのです。 ぜひ、次回の展示会から「文化作り」を意識してみてください。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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