大阪勧業展2025 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

一気に冬が深まってきました。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

大阪府内の中小企業が一堂に!

12月3日(水)~4日(木)の2日間、マイドームおおさか全館を使用し大阪勧業展2025が開催されました。

マイドームおおさかでは年間を通して様々な展示会が開催されますが、「賑わい感」「人口密度」においてはこの大阪勧業展がピカイチではないでしょうか。今年も会場はとてもにぎわっていました。

コロナ禍も止まらず!来場者数は右肩上がり

大阪勧業展の ここ数年の来場者推移をご覧ください。

  • 2019年 7,550人(368社)
  • 2020年 5,994人(308社)
  • 2021年 8,405人(323社)
  • 2022年 8,677人(340社)
  • 2023年 9,478人(360社)
  • 2024年 9,566人(359社)

特筆すべきは、コロナ禍であっても中止することなく果敢に開催し続けたこと。そしてV字回復を果たし、あの狭いマイドームでの来場者数を更新し続け、ついに10,000人の大台が見えてきている点です。

1日目と2日目で逆「可変動線」への対応

大阪勧業展には特徴があります。それは“動線が一方通行”であり、かつ“1日目と2日目で入口が変わる”ということです。

この展示会は全ての来場者が順路に沿って歩けば、1度は全ての出展ブースの前を通るような構成になっています。これは出展者にとってありがたい仕組みです。 しかし注意すべき点もあります。

  • 1日目の入口:3階(上から下へ降りてくる)
  • 2日目の入口:1階(下から上へ登っていく)

つまり1日目と2日目では、お客さんが歩いてくる方向が「逆」になるのです。

1日目は右から歩いてきたお客さんが、2日目は左から歩いてくる、といった現象が起きます。 これを知らずに設営してしまうと、「1日目はメインキャッチコピーがよく見えていたのに、2日目は死角になってしまった」ということが起こり得ます。

展活としての攻略法は、「最初に視界に入る場所はどこか」を常に意識すること。そして、可能であれば1日目の終了後、あるいは2日目の朝に、メインの訴求物が来場者の進行方向から一番見えやすい位置に来るよう、レイアウトを微調整することをおすすめしています。

MOBIO展活企業さんたちが多数出展

今年のMOBIO展活に参加してくださったキングパーツ株式会社さんのブース。

ものづくりワールド大阪用に作成された高さ4m対応のタペストリー。今回の大阪勧業展のブース高さ制限は2.4m。そのままでは長すぎて使えません。そこでキングパーツさんは、自社の3Dプリンターを使って独自の治具を作成。 タペストリーをきれいに巻き上げ、2.4mの枠にピタリと収まるように調整されていました。

タペストリーの吊るためのフックも同様に内製。「なければ作る」という、ものづくり企業ならではの技術とアイデアに感動しました。

まとめ

会場では他にも過去にMOBIO展活に参加してくださった株式会社ノジマさん、丸ヱム製作所さん、山田製作所さんなど、多くの知ったお顔にお会いすることができました。

大阪勧業展は2m×2mの小ブースは商工会議所の会員であれば出展料66,000円(今年も値上げなし)という良心価格で出展できます。初めて展示会に挑戦する企業には最高の登竜門ですし、何十年も出展し続けているベテラン企業にとっても、地元での繋がりを深める大切な場です。

来年の開催に向けて、大阪の企業の皆さんはぜひチェックしてみてください。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。
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