マーケティングの場としての展示会

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今年の花粉が極めて多い、というニュースを見るたびにくしゃみが出ます。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示会は気づきの宝庫

展示会の出展目的はあくまでも成約です。売りたいものがあるから出展し、それを買いたい人と出会い、商談が成立し、成約金額から出展にかかった費用を差し引いて利益が出たら展示会出展は費用対効果があったと言えます。

ただ展示会で得られるものは成約だけではありません。

展示会では成約以外にもいくつも得られるものがあります。その一つはマーケティングの場として使えるという点です。

展示会で出会う来場者や出展者とのやり取りの中で、自社が持つ製品・技術・サービスの予期せぬ需要に気づくことがあります。これはなかなか自社の会議室で頭をひねっても出てきません。普段関わらないような層からの意見が新たな販路開拓のきっかけになることがあるのです。

更に新たな商品開発に繋がるようなアイディアに出会うこともあります。

そういう意味では最初の展示会は割り切ってマーケティングの場として使うのもありです。お客さんがどのようなことに困っているのか見当もつかないのであれば初回はまずは声集めを目的に出展をする。そして2回目から的を絞り、問題解決型展示会を作る、というのも賢いやり方です。

調査会社に依頼して300人からアンケートを取るのにどれくらいの費用がかかるか考えてみられたことはありますか? どの程度の調査かにもよりますが、調べてみたところ100万円はかかるそうです。ということは展示会で商品に対するお客様の声を300人分集めることができたら、それは100万円分の価値があると言えます。

単純に成約金額だけでは測れない展示会の価値に気づいていただければうれしいです。このシリーズはしばらく続きます。

まとめ

今日の展活タイムズはマーケティングの場としての展示会、というテーマで書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。