採用目的の展示会出展はアリorナシ?

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

東京に来ています。風が結構吹いていることもあって秋を感じます。そんな早朝の東京から今朝は展活タイムズをお届けします。

ビジネス展示会にリクルートブースは…

展示会とは見込み客との出会いの場であり、展示会成功の定義は見込み客から成約を得ることである、と私のセミナーではお伝えしています。

とはいえ展示会から得られるものは成約だけではありません。成約以外にも得られるものの一つに“採用ができる(こともある)”というのがあります。

ローカル展示会に多いのですが、地元の学生さんを積極的に招致してくれる展示会があります。私が知るところだと、メッセナゴヤは県内の大学3年生、おかやまテクノロジー展(OTEX)は県内の工業高校生がたくさん訪れます。MEX金沢も学生さん向けのイベントを行っていました。

中小企業が慢性的にかかえる課題の一つに人材不足があります。良い人、特に若い人に入社してもらいたいけど、採用にはお金も労力もかかります。そんな中小企業の課題解決としてローカル展示会の主催者が展示会に学生さんを招致するようになったのだと考えられます。

なので、展示会の出展目的の一つに「採用」を置くこと自体はまったく構わないと思っています。実際、展活セミナーの参加企業さんからも展示会で新卒採用に成功されたところも出ています。

ただ最近気になっているのは、出展企業さんの中にあまりにも採用に寄りすぎたブースを構えるところが出始めたことです。展示会はあくまでもビジネスの出会いの場であるのに、明らかにリクルート目的のブースを作ってしまっては、本来の目的から外れてしまうのでは、と。そんなブースばかりになってしまうと、ビジネス色がどんどん薄れて展示会自体の質が下がってしまうのではと懸念しています。

なのでタイトルに掲げた「採用目的の展示会出展はアリorナシ?」に対する私の答えはアリはアリ。ただ目的の一つに採用を置くのはオッケーだけれども、それが一番の目的になるのは違う、ということです。

展示会で採用ができればラッキーですがそれはあくまでも裏目的で、本来の目的である見込み客が目を止めるような展示を追求していただきたいです。

まとめ

今朝の展活タイムズは採用目的の展示会出展はアリorナシ?という問題提起について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。
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