問題解決型展示会用キャッチコピー７つの型

2024年3月6日 2024年3月7日

大島節子

おはようございます＾＾
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

かれこれ30時間くらいしっかりとした雨が降り続いているのでそろそろやんでほしいです。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示会とキャッチコピーの相性

展示会セミナー講師をはじめて10年。ずっと一番重要で、だからこそ一番難しいのがキャッチコピーだと考え続けてきましたが、ようやく最適解が見えてきたのでまとめてみようと思います。

私は中小企業の展示会の在り方として“問題解決型展示会”を推奨しています。問題解決型展示会とは“誰のどんなお困りごとが解決できるのか”が伝わる展示会のことです。できることを並べただけのよくある展示会よりも、来場者が今まさに抱えている問題と解決を掲示したほうが当然“伝達力”が上がると考えるからです。

世の中には数々の有名なキャッチコピーがありますが、それらが展示会と相性が良いか言うとそうでもないんですよね。問題解決型展示会を作るからには“誰のどんな問題が解決できるのか”が伝わるキャッチコピーが必要です。

下記、これまで様々なキャッチコピーを試してきた中で、私が問題解決型展示会と相性が良いと思うキャッチコピー７つの型と例を紹介してまいりましょう！

問いかけ型

量産終了後の金型管理でお困りではありませんか？
縮尺がわからない図面の寸法出しでお困りではありませんか？
今の麺で満足していますか？

言い切り型

基盤、モーターが発する熱の問題を放熱樹脂で解決します！
アルミの精密加工・微細加工のお困り案件解決します！
ゴム製品の悩みごとまとめて解決！

名指し型

両手サイズから１メートル超のゴム製品でお困りの方へ
畜舎の暑さ対策でお困りの農家さまへ
刃物の耐久性でお悩みの方必見！

数字型

手袋で労災事故０（ゼロ）への挑戦
ゴム製品の試作を１個から！
「切る」機械刃物を１個からオーダーメイド！
ハーネスのお困り事、３営業日で解決します！

危機感あおり型

バイオマス燃料倉庫の火災予防対策は万全ですか？
明かりの防災対策は万全ですか？

感嘆型

えっ！お米のパン？！
それも封筒でできるの？！

ダジャレ型

海苔変えしませんか？
美味しすぎてご麺なさい

残念ながら相性が悪いキャッチコピーの型もあります。広告賞を獲るようなオシャレなキャッチコピーは大体合わないです（笑）。そして何度も書いてきましたがキャッチコピーとスローガンは違います。

＞＞キャッチコピーとスローガンの違い

上にあげた７つの型と例を参考にしながら、１回の展示会につき30個くらいは案を出してみてほしいところです。プロのコピーライターは200個は出すらしいです。それを全て印刷して床に並べて見比べて選ぶとか…。そこまでは求めませんから30個くらいはがんばりましょう。その中から１個しか使わないわけではないですから。１回の展示会のメインキャッチコピーは１個ですが、漏れた案もサブキャッチや見出しとして使えますし、展示会以外のウェブサイトなどでも使いまわしができます。全てのキャッチコピー案は会社の財産になりますからね。

いつかは広告賞を狙えるような、誰もが唸るような、上手いキャッチコピーで、かつ問題解決が伝わるようなキャッチコピーを展活から生み出してみたいな、とも思います。そのときが展活の一つのゴールかもしれませんね（笑）。

まとめ

今朝の展活タイムズは問題解決型展示会のキャッチコピーを７つの型に分けて紹介をしてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人
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大島節子

展示会活用アドバイザー：展活

1975年大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。