POWTEX2025(国際粉体工業展大阪)レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は良いお天気になりそう。一年のうちで数少ない過ごしやすい季節を満喫しよう!そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

私とほぼ同い年 歴史ある「粉」の展示会

10月15日(水)~17日(金)インテックス大阪4・5号館にてPOWTEX2025(国際粉体工業展大阪)」が開催されています。

・「粉体(ふんたい)って何?」
・ 「粉体工業展に行ってくるね」と言うと、だいたい聞き返される(笑)

正直なところこれが世間一般の反応かもしれません。しかし実は私たちの生活、そしてほとんどの工業製品は、この「粉体」なくしては成り立たないのです。今日はそんな知られざる「粉」の世界の奥深さについてレポートします。

工業製品の8割は「粉」でできている!?

実は私たちが日々使っている工業製品の約8割が、原料、中間体、最終製品のいずれかの段階で「粉末」の状態を経ていると言われています。

食品、薬、化粧品、スマートフォンや電気自動車、家電などに使われる電池、プラスチック製品、塗料…。考えれば考えるほど、あらゆる産業に粉体技術は関わっています。廃棄物をリサイクルするにもこの技術は欠かせません。

まさに私たちの生活とは切っても切れない「基幹技術」なのです。3年前に同展示会をテレ東ビズ取材したこちらの動画でその重要性がよく分かります。

この動画を見ると粉体の世界がちょっとわかった気になれます。おもしろいのでぜひ見てみてほしいです!

回復の兆しと、展示会の特徴

このPOWTEXは、1976年から開催されている歴史ある展示会。私とほぼ同い年なんです(笑)。コロナ禍で来場者数が落ち込んだ時期もありましたが、今年の会場はかなりにぎわっているように見えました。

過去の来場者数:
2019年  10,847人
2021年  4,167人
2023年  7,757人
今年の公式発表でどの程度回復するのか注目しています。

会場の特徴は、展示面積のわりに出展社数が少なく、その分、大きな機械が数多く並んでいること。一つ一つのブースをじっくり見て回る、専門性の高い来場者が多い印象です。

「粉」が繋ぐ、大切なご縁

会場では2016年に葛飾の「町工場見本市」でセミナーをさせていただいて以来のご縁である槇野産業さん(上の動画は槇野さんに教えていただきました)が立派な島ブースで出展。古くからの展活企業であるケイ・エイチ工業さんも出展されていました(課題解決事例集は必見!)。また来場者としていらしていたグランツさんと偶然お会いできるなど、嬉しい再会もたくさんありました。

「粉体」という一見マニアックな分野が大切なご縁を繋いでくれるのだと、改めて展示会の魅力を感じた一日でした。

まとめ:見えない技術が、未来を拓く

「粉体」という普段はあまり意識することのない技術。しかしそれがいかに私たちの生活を支え、未来の産業に不可欠なものであるかを再認識した一日でした。私たちの生活を豊かにしてくれる「粉」はこれからも多くの縁を繋ぎ、未来を拓いていってくれるのでしょう!

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。