技術の魅せ方公開!展示会出展の成功戦略 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日で11月の平日も終わりですね。いよいよ年末か…。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

理論×実践で「知っている」を「できている」へ

11月27日(木)、大阪産業創造館(産創館)にて「技術の魅せ方公開!展示会出展の成功戦略」セミナーに登壇しました。

普段はクローズドな場でお話しすることが多い中、今回はどなたでもご参加いただける貴重な公開セミナー。定員40名を大幅に超える申し込みをいただき会場は満席。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回のセミナーの特徴は、なる座学ではないということ。会場内に実際の展示会ブースが再現されました。

第1部:基礎知識「誰のどんなお困りごとを解決できるのか」

第1部は、私、大島による基調講演(45分)です。 展示会成功の定義や、失敗しないために外せない「3つのポイント」を解説しました。

特に強調したのは、コンセプト作りにおいて「自分たちが伝えたいこと」ではなく「来場者の課題解決(お困りごと)」を主役にするという点。これが、続く第2部の実践編への重要な伏線となります。

第2部:成功企業2社による「ブース再現&対談」

そして、このセミナーのメインイベント!実際に展示会で大きな成果を出されている2社の社長をお招きし、会場に再現したブースの前で、対談形式での解説を行いました。

関西特殊工作油(株) 代表取締役 龍さん

課題: 扱っているのは「切削油・潤滑油」。見た目で差別化が難しく、展示会では非常に「見せにくい」製品です。

  • 戦略: 動画やタペストリー、POPの活用。
  • ブースのポイント: 問題解決型のコンセプトとチラシ、タペストリー。最近は動画に力を入れていらっしゃるそう。社長自ら制作された動画を大画面モニターで見せていただきました。

LETS ONE(株) 代表取締役 和田さん

  • 課題: 事業は入浴剤などの「錠剤・粉体加工OEM」。自社製品がなく、守秘義務で実績も出しにくいため、展示するモノがありません。
  • 戦略: 「体験」と「キャッチーな仕掛け」。
  • ブースのポイント: なんと展示会場に「お風呂場」を再現するという大胆な発想。そこに行きついた過程などを解説いただきました。

タイプの違う2社ですが、共通しているのは徹底した「顧客視点」であること。 スライド上の写真ではなく、実際のタペストリーや展示を目の前にしながら解説することで、参加者の皆さんの納得感も深かったのではないでしょうか。

第3部:2026年も熱いぞ!展示会スケジュール発表

最後は2026年の展示会スケジュール発表です。 大阪産業創造館で開催される展示会は、ターゲットが明確で中小企業でも出展しやすいのが魅力。展活企業さんたちからも人気が高いですよね。一覧のURLが分かり次第、ここにも追記します。

まとめ

今回のセミナーは、理論(第1部)と実践例(第2部)をセットにすることで、「どうやればいいか」が具体的にイメージできたのではないでしょうか。

ご協力くださった龍社長、和田社長、そして企画・運営してくださった産創館スタッフの皆様に、心から感謝申し上げます。

参加いただいた皆さんには持ち帰ったヒントを自社のブースに落とし込んでいただきたいですね。応援しています!

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。