撤収の美学~最後に現れる企業の品格~
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
八王子に来ています。今朝の気温は氷点下。やはり大阪よりも寒いですね。そんな早朝の八王子から今朝は展活タイムズをお届けします。
誰も見ていない?いいえ、見られています
3日間の会期を終え、終了のアナウンスが流れる瞬間。 心地よい疲労感と共に「やっと終わった、早く帰ってビールが飲みたい!」と思う瞬間ですよね。
しかし、私は常々こう思っています。 企業の本当の品格は、この「撤収時」に現れる、と。華やかなブース装飾が剥がされ、素の状態に戻っていく中で、その会社の「素(す)」の部分が見えてしまうからです。 今回は意外と見られている去り際のマナーについてお話しします。

ゴミの放置(誤った学習をしていませんか?)
まずはゴミの問題です。 どの展示会でも基本的には「ゴミは各自持ち帰り」というルールがあります。
しかし、現実にはブースにゴミを残したまま帰っても、最終的には清掃業者さんが片づけてくれることもあります。 設営時などに、他の企業が残した梱包材を業者さんが回収しているのを見て、 「なんだ、ほっておいても片づけてもらえるんだ」 と、誤った学習をしてしまっている企業を見かけることがあります。
確かに置いて帰っても誰かが処理はしてくれます。 でもルールがある以上、それを守るのはビジネス以前のマナーですよね。 「バレなきゃいい」「誰かがやってくれる」という姿勢は、必ずどこかで仕事の質にも表れます。借りた場所を綺麗にして返す。 きちんと持ち帰った方がお互い気持ちが良いものです。
システムパネルに残ったテープ跡
次に気になるのが、システムパネルや展示台に残されたテープや両面テープの跡です。
出展社説明会で「テープ跡を残さないように。ひどい場合は弁償(修繕費請求)です」といった案内があったはずです。 それなのに、 「レンタルだから」 「自社の持ち物ではないから」 と、平気でテープ跡をベタベタに残したまま帰ってしまう企業。
正直、「品がないな」と思ってしまいます。
次にそのパネルを使う出展者や、貸し出してくれた業者さんのことを想像できているでしょうか? 「借りたものを綺麗に返す」という当たり前の行為にこそ、その企業の誠実さが宿ります。
「フライング撤収」は展示会全体の価値を下げる
そして、撤収を始める時間についてです。
会期終了は17時なのに、16時を過ぎたあたりから展示品を片付け始め、壁面のパネルを剥がし始めるブースがあります。 ひどい場合は閉幕のアナウンスが流れる頃には「もぬけの殻」になっていることも。
「最終日の午後は来場者が少ないから」 「地方からの出展で、帰りの飛行機の時間があるから」
気持ちはわからなくはありません。 しかし、みんながそれをしたらどうなるでしょうか?
以前、私が終了1時間前に会場入りした際、8割くらいのブースに何もない状態になっていて、ポカーンとしてしまった経験があります。 せっかく足を運んでくださった来場者をガッカリさせる行為は、展示会全体の価値を下げ、巡り巡って自分の首を絞めることになります。
誰に見られているか?
「もう客は帰ったし、誰にも見られていないから大丈夫」 撤収作業中、そんなふうに気が緩んでいませんか?忘れてはいけません。 周りの出展社(隣のブース、向かいのブース)は、あなたの会社の撤収作業を見ています。
展示会において、近隣の出展社は、将来的にコラボレーションしたり、お互いに顧客を紹介しあったりする「濃厚な見込み客」になる可能性が高い相手です。そんな相手に、だらしない撤収作業や、ゴミを放置して帰る姿を見せること。 それは「うちはこういうだらしない会社です」と宣伝して回っているようなものです。
まとめ
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があります。どんなに素晴らしい展示をしていても、去り際が汚ければ全てが台無しです。 逆にテキパキと片付け、ゴミ一つ残さずに颯爽と帰っていく企業は、同業者から見ても惚れ惚れします。
「さすが〇〇社さん!撤収も美しい!」影でそう褒めてもらえるような、品格ある撤収を目指しましょう。 展示会は会場を出るまでが展示会です。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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