あなたは「何屋さんですか?」

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

先週末は暖かく絶好のお花見日和でしたね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

仕事内容を端的に言語化できていますか?

新年度に入り新しい出会いが多い季節になりました。出会いと必ずセットになるのが自己紹介。名刺交換をして名刺を見ただけで大体どんなお仕事かわかる場合はそのままスムーズに会話は進むのですが、わからないときは質問を重ねて把握する必要があります。その手間を相手に背負わせるってどうなんでしょう(^^ゞ

最近の私は「展示会活用アドバイザーの大島です。中小企業向け展示会セミナーの講師とコンサルタントをしています。」といたってシンプルに10秒以内で自己紹介ができます。

(有)マルワ什器の社長や社員として自己紹介をしていた頃は「マルワ什器の大島です。催事やイベントに什器をレンタルする仕事をしています。什器とは商品を陳列する器具、例えばハンガーラックや陳列棚などのことです」。こちらは“什器”という言葉を一般の方は知らないことが多いので“什器”という言葉の説明を足さないと理解してもらえませんが、それでも15秒あれば自己紹介は可能です。

たぶんこのような端的な言葉によるな自己紹介は最初からできたわけではなくて、何度も自己紹介をしなければならない場面に遭遇し、上手く説明できない経験を繰り返し、色々やってみた中で最適解を見つけていったのだと思います。うちの父親は「うちの仕事は特殊だから」と言って什器という言葉の説明もレンタルという業態の説明も放棄していました(^^ゞ これじゃアカンと思って自分で自己紹介を考えました。

新年度に入ってたくさん名刺交換をする中で父のようなタイプの人とも結構な確率で出会います(^^ゞ 例えば「金属加工屋です」で何がわかりますか?
・くっつけるのか、削るのか、磨くのか、切るのか、曲げるのか、焼くのか(加工の種類)
・大きいサイズなのか、手の平サイズなのか、精密加工なのか(サイズ)
・加工が可能な材料は何なのか(材料)
熱処理屋さんと板金屋さんでは全然違う仕事内容なのに「金属加工屋です」では伝わらないないことだらけなのです。

「切削加工屋です。アルミの精密加工を得意としています。」これだけで伝わり方の深度はまったく違いますよね? かかる時間は5秒ほど長くなるだけです。要は“加工の種類”と“サイズ”と“材料”を入れ込めばまぁ伝わるので、長くなったとしても20秒以内には収まるはずです。5秒で済ませていた自己紹介を20秒に増やす、その差たった15秒。あと15秒がんばって伝わる自己紹介を目指してください。「私は〇〇屋です。」と端的に言えるようになると確実に仕事は決まりやすくなりますよ(^^)/

まとめ

今朝の展活タイムズは自分は“何屋なのか”を端的に言えるようになることの重要性について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。
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