出展準備が間に合いそうにない時の対処法
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
昨日はうちの近所で火事がありました。乾燥しているからか火事多いですね。気を付けないと…。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。
開催日が迫っている!どうしよう?
開催日は刻一刻と迫っているのに、準備が出来ていない…。 タペストリーもない、チラシも印刷していない、そもそも展示品の調整が終わっていない。
もしあなたがそんな状態だとしたら、焦りと不安でいっぱいかもしれません。まずは深呼吸しましょう。 パニックになって何もかも放り投げてしまうのが一番良くないですから。
時間が足りない中で「完璧なブース」を目指そうとすると、結局すべてが中途半端になり、来場者に何も伝えられないまま終わってしまいます。それだけは絶対に避けなけたいですよね。
やるべきことは「100点を目指す」ことではなく、「最低限の出展効果=商談のキッカケ」を確保すること。そのための優先順位づけをはじめましょう。

①「やる」と「やらない(捨てる)」を仕分ける
時間がない以上、すべてをやるのは物理的に不可能です。 あれもこれもと欲張らず、今すぐ勇気を持って「やらないこと」を決断してください。
【捨てる候補】
- 凝ったブース装飾:
今からデザイナーへの発注やパネル製作は間に合いません。諦めてシンプルな装飾(後述)に切り替えます。 - 立派なカタログ:
印刷所への入稿期限を過ぎているなら、無理にお願いするのはやめましょう。社内のカラーコピーで対応します。 - 凝ったノベルティ:
名入れボールペンやトートバッグも、今からでは間に合いません。「モノで釣る」のではなく「名刺交換」に集中すると割り切りましょう。
【必ずやること(最優先)】
- 展示する製品・デモ機(実物)の確保
- 来場者の課題を解決する「キャッチコピー」
- 名刺(リード)を獲得する仕組み
この3点さえあれば、最低限の準備にはなります。それ以外はすべて「捨て」です。
②最小限ブースで当日を迎える
「捨てる」と決めたものを、どうやって最低限のリソースでカバーするか。具体的な代案をご紹介します。
■ ブース装飾 →「特大キャッチコピー」で代用
間に合わないブースデザインは諦めましょう。 その代わり、キンコーズのような即日対応の出力センターや、大判プリンターを活用します。
「誰の・どんな課題を・どう解決するか」というキャッチコピーだけを、A0やB0サイズで大きく印刷し、壁に貼ってください。 これだけで「何の会社か」は伝わります。社名看板よりもよっぽど重要です。
■ カタログ →「A4一枚チラシ」で代用
分厚いパンフレットがなくても商談はできます。 パワーポイントやワードで、最優先の製品情報と会社概要をまとめた「A4一枚モノ(サマリーシート)」を作成しましょう。
印刷は社内のカラープリンターでOKです。もし当日足りなくなったら、会場近くのコンビニで印刷すればいいのです。「資料ゼロ」より100倍マシです。
③「モノ(装飾)」が足りない分は「ヒト(熱意)」で補う
準備不足のブースは、どうしても見栄えがシンプルで、少し寂しくなります。 それを見た来場者は「この会社、やる気がないのかな?」「準備不足かな?」と不安になり、素通りしてしまうかもしれません。
このマイナスを埋められるのは「スタッフの熱意」だけです。
見栄えが悪いことを恥じる必要はありません。 「ブースはシンプルですが、製品(サービス)には自信があります!」 「準備が間に合わなかった分、全力で説明します!」そんな姿勢で、積極的に来場者対応をしてください。 準備に割けなかった時間を、当日の接客に全投入する覚悟を決めましょう。熱意は人の足を止めます。
まとめ:最悪の事態を回避し、これを「教訓」にする
準備不足でも、諦めずに「キャッチコピー」「A4チラシ」「熱意」の3つで戦えば、成果ゼロという最悪の事態は回避できます。
そして、無事に会期を終えたら、この苦い経験を決して忘れないでください。 展示会準備は「終わった日」から始まります。
次回こそは、半年前から余裕を持った「展活」をスタートさせましょう。まずは目の前の本番を、全力で乗り切ってください!
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子
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