典型的展示会ブースのどこを変える?④照明

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

名古屋に来ています。道中は雪景色でした。そんな早朝の名古屋から今朝は展活タイムズをお届けします。

展示会会場が暗いということではなく…

先週からは「典型的展示会ブースのどこを変える?」シリーズを書いています。これまで書いた記事はこちら。

>>①壁面・文字の大きさ
>>②展示台の位置
>>③パラペット(鴨居部分)

四つ目は「照明」です。

上のイラストの展示会ブースには照明が設置されていません。初出展時はそこまで気が回らないかもしれませんが、展示会に照明無しで臨むのはかなりリスキーです。

これは決して展示会会場が暗い、という意味ではないのです。大企業ブースは展示会用の1個レンタルで15,000円する強力なライトを20~30個使用するところが多いです。照明の重要性を経験で知っているからです。そのようなとても明るいブースの隣に自社のブースが配置されてしまった場合、比較でとても暗く見えてしまうのです。

実際に展示会会場で見比べてもらうとよくわかるのですが、暗いブースはなんとなく立ち寄りたくない印象を与えてしまうのです。

こちらはモノづくりフェア2022に出展をされた加藤精工(株)さんのブース。小型精密切削部品、特に“軸物”加工のお困りごと解決をテーマに出展をされました。

こちらのブースは1mに1個照明が設置されていますよね。背景色の黄色との相乗効果で会場内でも一際目立ち、多くの人の目を引き、足を止めるブースになっていました。

先ほども書きましたが、1mに1個くらいの目安で照明を設置しておくと、隣がかなり明るいブースだったとしても、まず大丈夫です。

照明の調達方法は
・借りる
・買う
・作る
という3つの方法があります。

最初の出展時は“借りる”をお勧めします。強力ライトは1万円以上しますが、通常のスポットライトであれば1個数千円です。

とはいえ借りるのは高くつくので“買う”という選択肢もあります。この場合クリップライトを買うかたちになると思いますが、その場合、どうしても反対側のブースにクリップの片側が干渉してしまうので、反対側のブース出展社さんへのご挨拶が必要になります。

最後に“作る”という選択肢。展示会のシステムブースは大体どこも同じ規格で、上部に4ミリの溝があります。その溝にぴったり噛むような治具を作成すると反対側のブースに干渉しない照明器具を作ることができます。ものづくり企業さんは何でも作ってしまわれるので、これまでも様々な照明用の自作治具が生まれました。

とりあえず初出展の企業さんは照明無しで臨むのは危険、ということだけでも覚えておいてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは典型的展示会ブースのどこを変える?シリーズの四つ目、照明について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。