日本の展示会会場大きさランキング2023冬

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨夜は一晩中雨が降っていた大阪市内。じめっとした朝です。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

上位に順位変動なし

日本の展示会会場の展示面積に関する記事は過去に2回書いてきました。

>>「日本の展示会会場の大きさ 」(2019年11月11日)
>>日本の展示会会場の展示面積2022春(2022年4月7日)

あらためて、現在公式に発表されている情報を元に展示面積ランキングを作成してみました。

やはり圧倒的に大きいのが東京ビッグサイトです。コロナ前に南ホールと東7、8ホールが拡張され更に大きくなりました。本当に巨大で、最寄駅から東ホールの端や南ホールの端まで歩くには20分以上かかるので、大きな展示会では循環バスが出ることもあります。

※追記
2023年5月に東京ビッグサイト別館有明GYM-EX(ジメックス)が開業していました。こちらの展示面積は9,400㎡。ゆりかもめで2駅先の有明テニスの森駅前にあります。

2位の幕張メッセは1~8ホールを横に連結できるので、廊下を挟まずに完全に一つの巨大空間として使用する場合は東京ビッグサイトよりも大きな空間を作ることが可能です。9~11ホールは道を挟んだむかえにあります。地方民にとっては東京駅での京葉線への乗り換えがあまりにも遠すぎます(笑)。

3位のインテックス大阪は「え?そんなに広いの?」という印象を持たれるかと思います。1~6号館ABの計7つの建屋に分かれており、連結して使用できるのは1,2と4,5だけなので、一つ一つの空間はそこまで大きくないんですよね。トータルの展示面積がこんなにも大きいのは実は6号館ABの上階に6号館CDというものがあり、これが1万㎡ずつあるので、トータルだとこれだけ広いのです。

4位の愛知スカイエキスポはこの中では一番新しいです。中部国際空港セントレアと直結しており、搬入口が大きく使いやすいと評判です。都心からの距離がネックとなり、なかなか展活と関係ある展示会が開催されないのが残念です。

ポートメッセなごやは2022年に2万㎡の新第1展示館がオープンになりました。新第1展示館自体はめちゃくちゃ素晴らしいのですが、2万㎡に対して搬入口と駐車スペースが小さいので、以前よりも搬入搬出の作業は大変になりました。第2、第3展示館が道路を挟んでかなり離れた場所にあるので、2万㎡よりも大きな展示会を開催するには使い勝手が悪いです。

このように日本には大きな展示会会場がこれだけあり、地方には1万㎡程度の小規模な展示会会場がたくさんあります。ただ、世界で見ると日本の展示会会場ってかなり小さいんですよね。世界1位はドイツのハノーバーメッセ46万3300㎡。2位は中国上海のナショナルコンベンションセンター40万4400㎡。東京ビッグサイトは36位です。

>>日本展示会協会調べ

コロナ前は日本にも世界規模の巨大展示会会場を!という声がよく聞こえてきたように思いますが、最近はあまり聞かない気がします。地方の小さな展示会会場でジャンルを絞り専門性を高め、質の高い来場者を招致し、評判の良い展示会もあります。

大きな展示会にも小さな展示会にもそれぞれの良さがありますね。目的に合った会場を選べばよいのだと思います。

まとめ

今朝の展活タイムズは日本の展示会会場の展示面積ランキングと一言コメントでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。
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